結婚式のプロフィールDVDを自作することを決意し,
Flashで作り始めてみたものの・・・いくつもの壁にぶち当たりました。
ここでは,試行錯誤の末に成功した例を示します。
全部で4ステップです。
①Flashからswf形式に書き出す。Flashからは,swf形式,avi形式,mov形式に書き出すことができ,
それぞれ次に示す特徴を持っています。
・swf形式 ・・・ 画質良好,ActionScript有効,音ズレなし。
・avi形式 ・・・ 画質が粗い,ActionScriptが効かない,音ズレあり。
・mov形式 ・・・ 画質は並,ActionScriptは有効,音ズレあり。
swf形式がいちばん良いのですが,直接DVD形式に変換するツールがありません。
swf形式を,一度他のデータ形式に変換してから,DVD形式に変換することになります。
②swf形式を「アマレココ」で録画し,avi形式で保存する。swf形式を他のデータ形式に直接変換するツールは,Webで検索するといろいろ出てきます。
ただ,ダウンロードして使ってみると,
画質が粗くなったり,音ズレが発生したりと,どのツールもなかなかうまくいきません。
いちばん使えたツールが,「アマレココ」というビデオキャプチャソフト。
swf形式のデータを直接変換するのではなく,
swf形式のデータを再生・録画し,avi形式で保存するという流れです。
このソフトを使うには,「AMV2MT/AMV3 ビデオコーデック」というシェアウェアも必要です。
シェアウェアと聞くと,料金が発生するから敷居が高いと思われるかもしれませんが,
「アマレココ」を使う場合にのみ試用制限を解除できるため,
気にせずダウンロードして使用して問題ありません。
■ダウンロード方法
「アマレココ」および「AMV2MT/AMV3 ビデオコーデック」は,
公式サイトまたはVectorからダウンロード可能です。
・公式サイト
http://amamaman.hp.infoseek.co.jp/
・Vector - 「アマレココ」ダウンロード
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se439053.html
・Vector - 「AMV2MT/AMV3 ビデオコーデック」ダウンロード
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se460917.html
■使用方法
「アマレココ」の使い方はこちらのWebサイトが参考になります。
http://senryaku.sengoku-jidai.com/Freesoft/amarec.html
特に,AMVロゴが入らないようにする設定と,
音声をキャプチャするための設定は要チェックです。
③avi形式のデータを「Windowsムービーメーカー」に取り込み,wmv形式で書き出す。avi形式のデータを直接DVD形式に変換してくれるツールは多々ありますが,
「アマレココ」で作成したavi形式は特殊なコーデックを使用しているためか,
変換途中にエラーが出てしまいます。
そのため,Windowsに標準で搭載されている「Windowsムービーメーカー」で,
wmv形式に変換し,どのツールでも問題なく扱えるようにします。
④「Windows DVDメーカー」で,DVD形式に変換して焼く。各種データをDVD形式に変換して焼くライティングソフトとして,
フリーソフトの「DVD Flick」や「Free Videos To DVD」などがありますが,
実際に焼いてDVDプレーヤーで再生してみると,動きがぎこちなかったり,
アニメーションのタイミングがおかしかったりと,品質面に難があります。
変換元のwmv形式のデータでは問題なく再生されるため,
ライティングソフトに問題があると思われます。
最終的に,「Windows DVDメーカー」で焼くと,うまくいきました。
※私のマシン環境はWindows XPで,
「Windows DVDメーカー」が標準で搭載されていなかったため,
友人にお願いして焼いてもらいました。
ご自身のマシンに「Windows DVDメーカー」があれば,上記ステップの③④を,
「Windows DVDメーカー」一本で実施できるかもしれません。
■Flashで音声を扱う場合の補足
ムービーで使うBGMなどのメイン音声をActionScriptで制御し,
ムービーの途中で出てくる効果音などをタイムライン上に載せて使っている場合,
パブリッシュすると,タイムライン上に載せた効果音のタイミングがズレることがあります。
そのため,音声は基本的にActionScriptで制御した方が無難です。
次の方法で音声を制御しました。
・音声をライブラリに入れ,プロパティで「ActionScriptに書き出し」を選択。
・クラスに任意の名前を設定(例:mySound)
・音声を開始するフレームに,次のスクリプトを記述。
var snd:Sound = new mySound();
var trans:SoundTransform = new SoundTransform(0.5,0);
var snd_channel:SoundChannel = snd.play(0,0,trans);
・音声をフェードアウトさせるフレームに,次のスクリプトを記述。
stage.addEventListener(Event.ENTER_FRAME,fadeOut);
function fadeOut(e:Event):void{
var i:Number = trans.volume;
if(i> 0){
i = i - 0.02;//この数値を増減させて,フェードアウトの速度を調整可能。
trans.volume = i;
snd_channel.soundTransform = trans;
}else{
snd_channel.stop();
stage.removeEventListener(Event.ENTER_FRAME,fadeOut);
}
}
以上です。
壁にぶち当たるたびに,はじめから「Windowsムービーメーカー」で作っておけばよかった,
などと思いましたが,Flashアニメーションの自由度は魅力的です。
ここに記載した内容が,少しでもムービー制作の参考になれば幸いです。